ラマン顕微鏡・小型分光器
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ラマンレーザーユニット |
ラマン顕微鏡・小型分光器について
特長
uRamanシリーズおよびuSightシリーズは、Technospex社製のラマン顕微鏡・小型分光器です。
小型のラマン分光器はニコン、オリンパス、ライカ、ツワイス社製の殆どの正立顕微鏡に簡単に取り付けられます。
製薬、農業、生体医学、半導体、宝石学、グラフェン、カーボンナノチューブ、SERS(表面増強ラマン散乱)などあらゆる分野のラマン分析にご利用頂けます。
ラマン分光法とはなんですか?
物質への入射光と散乱光の違いから、分子構造などを調査する手法です。
ラマン分光法は、試料内への入射光と散乱光の波長の差に基づいた分析手法です。
試料により異なるラマンスペクトルが得られるため、指紋鑑定による生体認証などのサンプル識別に使用されます。
励起光源(レーザーなど)を試料に照射し、弾性散乱光(レイリー散乱)とごく一部の非弾性散乱光(ラマン散乱)からなる試料からのサブシーケンス散乱光を検出します。
ラマン散乱光は収集され、異なる試料に固有のラマンスペクトルに変換されます。
このスペクトルをライブラリと比較して、指紋鑑定のように対象を特定します。
ラマン分光法の利点はなんですか?
ラマン分光法の利点は下記の通りです。
・試料調整の必要がほぼありません
・水または二酸化炭素による影響を受けません
・非接触測定により、試料への破損や汚染のリスクがありません
・指紋による生体認証のような高度な識別が可能です
・試料の微小な変化(損傷/ 歪み/ 段差/ 結晶化度)を検出可能です
・数秒以内にラマンスペクトルを取得可能です
・ガラス板またはポリマーパッケージを通して試料を分析可能です
・Φ1µm以下の試料からラマンスペクトルを取得可能です
・広範囲の化学物質、化合物を検出可能です
・個体、膠化体、液体、気体の試料を分析可能です
ラマン分光法の難点はなんですか?
ラマン分光法の難点は下記の通りです。
・金属試料、合金試料に用いることができません
・ラマン散乱光が弱い場合分析が困難です
・バックグラウンド蛍光によってラマン信号が取得できない場合があります